ぱちろう

卒業してないが満たされたのでおもちゃを売った

冗長になったから先に要点書く

  • 趣味で集めてたおもちゃ、ミニマリズムにハマったため手放した
  • 所有欲を満足できたから、売った後悔は無く、ましてや買った後悔も無い
  • それなりの値段で売れたのも大きい。趣味のおもちゃは破棄せずに済み、換金できた分の自己投資(というのはおこがましい…)ができた

 

飛ばしていい前書き

2017年。爆発的な人気を誇った(という個人的印象)エグゼイドからバトンを引き継いだライダー、ビルド。

その脚本には大なり小なりの疑問や批判が起こりつつも、大事な部分……桐生戦兎と万丈龍我のベストマッチな関係性は間違いなく落とし込んだ(個人的感想)熱い作品。

 

この、仮面ライダービルドという作品に、ナルシストな天才物理学者が仲間と共に新たな世界を創る物語に、ぱちろうは夢中になった。

中途半端ではあったが、おもちゃも買った。

ビルドドライバーはもちろん買った。ぐるぐる。

あの冬には少ないバイト代でイオンのおもちゃ売り場に向かい、ビートクローザーを買い、限定配布の非売品であるロックフルボトルを受け取ったりもした。

 

フィギュアーツも買った。

一般販売のラビットタンクとクローズチャージ。

初めてプレミアムバンダイ限定の商品も。グリスとローグ。

特にグリスの出来が良くって。飾っていてほんとかっこよかった。

 

そんな大切なオタクの思い出が詰まったビルドのおもちゃ……

サクッとメルカリで換金した。

 

上記の文章の拙さに吐き気してきた

 

ビルドのおもちゃ、全部手放した。

ビルドドライバー。クローズドラゴン。ハザードトリガー。

ゴリラモンド。ホークガトリング。ニンニンコミック。

あと非売品のロックボトルも……

 

そして、おもちゃを手放し始めても残すと思ってた、フィギュアーツも。

あと創動(食玩のフィギュア)も何個か買ってたけど、これも。

 

飾ってたときの写真、ちゃんと残してたら良かったな……

 

満足したから手放した

満足したから。一度所有して、満たされたから。

仮面ライダーを卒業したとかでは、断じてない。そう言われたら怒る。

飽きたから、と言われたら……そのおもちゃ自体については正しいかも知れない。

 

買わなければ良かったなんて1ミリも思っていない。

なんでこんなものに夢中になってた、だなんて思う訳が無い。

そして、大事なものを換金しなきゃいけないほどお金に困ってもいない。

 

でも今は、おもちゃはもう大丈夫かな、と考えた。

 

新しいことに興味が湧いたから

ぱちろうは、よく一目惚れする。

 

そもそもライダーオタクを始めたのは、ディケイドだった。

当時小学生の自分は、知ってるライダーや知らないライダーが一気に集まって殴り合ってる様を見て、もう唐突に興味をそそられていった。

小遣いを貯められるようになった次の年、ダブルの頃からおもちゃを買い始める。

オーズの時は7つのコンボのコアメダルは全部揃えた。

それから、特におもちゃを多く買っていたのはフォーゼとか鎧武辺りだっただろうか。ロックシードはプレバン限定のドングリとかマツボックリも買ったし、アストロスイッチに関しては、確か40種類コンプリートしてた。

そんな感じで、今年のゼロワンまでずっと、おもちゃも買いつつ視聴してる。ゼロワンドライバーは買うかわからんけど、ショットライザーはもう買ってる。

 

それと、一目惚れしてから今まで続いてるのが、無印良品

あれは高校三年生の夏。部活(音楽系)の全国コンクールが大阪で二日間あって、ぱちろうたちが演奏したのは一日目だったけど、結果発表を聞くために二日目も大阪に足を運んだ。

その途中で向かったのが、大阪駅の隣にある商業施設、グランフロント大阪。あそこの、当時近畿で一番大きかった(今もそうか)無印良品のお店に足を寄せた。

その当時、MUJI to Relaxの展示をしてて。

仕切りで売り場から切り取られた空間があった。例の人をダメにするソファこと体にフィットするソファが置いてあって、超音波アロマディフューザーの香りが漂ってて。前にはテレビがあって、ゆったりした販促PVが流れてたんね。

そこに、ソファにごそっと体重を預ける。

ぱちろうは堕ちた。

帰りに他の部員たちからひとり離脱して、大急ぎに無印にまた行って、ずっと頭から離れなかったアロマディフューザー買った。

それで、今までアロマのアの字も知らないような高校生が、部活を引退した夏休み後半には無印良品に惚れ込みっぱなしになって。

地元には無印良品が無い。車で1~2時間かけないと無い。

その地元とは三重のとある田舎なんだけど、その当時は三重大学のある津にも無印はなかった。

無印良品のある生活をするためには、三重大学ではダメだ。

名古屋の大学だ。

 

ってな感じで大学受験はがんばってたんだけど(第一志望にギリギリ合格できた)。

何の話だよ。話がそれすぎだろうがよ。

 

まあ私の一目惚れに対する熱量がでかいんですよって話

ここまできて、かなりお金も使ってきたおもちゃをサラッと手放した理由に繋がるんだけども。

新しいマイブームが来たから、だと思う。

 

ミニマリズム

 

中途半端なものを減らして、身の回りをすっきりさせて、ほんとに欲しい物だけで満たされる、みたいな。

実践したくなったんよね。ものを減らすってことを。

それで白羽の矢が立ったのが、おもちゃ。

いや中途半端やなくて普通に大事な持ち物ちゃうんかいって話ではあるけど。

まあ、大事ではあるけど。いまやってみたいことを我慢してまで残しておく必要な無いと判断した。

 

最初はどうでも良くなったおもちゃから出品していってたんやけど、それが楽しくなって。しかもお金になるし。

それなら、大切でも一度所有欲を満足してしまったものも、手放して大丈夫なんじゃ無いか、と。

おもちゃを手放しても、その思い出は無くならないのではないか、と。

 

それで、みんな手放した。もう大丈夫だから。

 

おもちゃだけじゃなくて、読んでない本とかも少し手放して。それで今は床に家具以外のものを殆ど置かずに住んでるし、おもちゃを飾ってた場所は、今は化粧台みたいにしてて、デスクよりも快適に髭剃りできるようになったりしてる。

 

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おもちゃの生まれ変わり

あとメルカリの売り上げはAirPods Proになった。ノイズキャンセリングが気になって。これで学校とかでも集中して勉強できると思ったから、売り上げでこれを最初に買った。(厳密に言えば1万円未満でメルカリ内で買ったものあるけど)

今までの趣味で集めたものが新しい趣味や勉強(の効率化)への投資になってるわけで、無駄のない手放し方ができてだいぶお得感がある。すげえシステムやな……古着屋とかで売ってたらここまでは売れなかったと思うし。

 

だいたいそんな感じ。

手放して良いもの、どんどん売って実用性高いもの買って行こうかなあ。

なんか、それはそれで意識高い系思考に囚われて勉強とかやるの忘れそう。作業してこそ効率化に意味があるからなあ。